おひとりさまピアノ塾 ~はじめてのピアノ

ピアノを始めてみませんか? ピアノはご自分のペースで進めていけば難しい楽器ではありません。

音楽を楽しみませんか?

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ピアノ独学のすすめ 

                ~初心者の方へ

 

最近楽器を演奏できる芸能人の方が

テレビ番組やCMなどで

演奏を披露されているのを

目にすることが多くなったように思います。

酒造メーカーのCMで

ノリノリのバリトン・サックスや

ブルースハープ

そしてお笑い芸人みやぞんさんが

弾いているピアノを聴いて

「習ったことはなく、

音感だけで弾いている」という発言に

驚かれた方も多いのではないでしょうか。

 

そんなことが可能なのでしょうか?

 

音感というのは持って生まれた資質と

音楽をたくさん聴いて耳が育つ

という要素が大きいかと思いますし、

ピアノの演奏をはじめ楽器の演奏には

ある程度の知識や練習は必要かと思います。

では楽器の上達するためにレッスンに通い、

先生の指導を受けることが

すべてでしょうか?

 

「これから音楽大学受験を目指します」

「世界的な演奏家になりたい」

 

このような方は定期的に

レッスンに通うことが

夢の実現への一番の近道です。

そして大好きなレパートリー(曲)

の演奏を楽しむだけでなく、

先生の指導にそって美しい音色を出すために

テクニックを磨くトレーニングや

練習曲などこなし、

自宅での練習にも黙々と

励まなければなりません。

 

では、自分なりに音楽に親しみたい方は

どうでしょうか?

 

「大好きなあの曲を弾いてみたい。」

 その曲を弾けるようになるには

何が必要でしょうか?

ご本人のやる気・・これがあればOKです。

 

もちろん楽譜を読めるようになることも

大事ですから

音楽の基礎知識も必要ですし、

この曲はこのように指を動かす

という理解をしなければ

音楽にはなりません。

しかしすぐれたガイドブックがあったなら

この部分はクリアできることです。

 

「頭ではわかっていても

思うようには指が動かない」

ということを乗り越えるのは

ご本人の練習がすべてです。

 

ここでは始めてみたい楽器ナンバーワンの

ピアノに初めて取り組まれる方への

ガイドを務めていきたいと思います。

 

楽器の王様ピアノ

ピアノの特性としては

管楽器や弦楽器のような

単旋律楽器ではないということです。

これらの楽器は一人で

曲のメロディーを奏でることはできても

他の楽器と一緒に演奏しないと

厚みのあるサウンドにはなりません。

オーケストラやバンド演奏などを

見るとわかりますが、

ほかの楽器と演奏して初めて

「メロディー」

「ハーモニー(音の響き)」

という音楽の要素が整うのです。

ピアノは曲のメロディーだけを

弾くのでなく、

そのメロディーに合ったハーモニーを

一緒に弾くことで、

一人でそれらをカバーでき、

豊かな響きを得られる楽器です。

ピアノが楽器の王様と呼ばれるのは

このようなことを指しているのではないかと思います。

 

 

長年の指導実績から

 

私は音楽指導者として

長年ピアノのレッスンをしてきました。

おそらく300名くらいの方と

お目にかかり、

その方のモチベーションや

学習環境などに合わせ、

「どのようなテキスト(教則本など)

 を使おうか?」
「レッスンの中で上達していただくには

 どのようなお声がけをしよう?」
「発表会にはどのような曲を

 おすすめしよう?」
などと考えながら日々を過ごしてきました。

どのような・・この言葉が意味することは、

生徒さんは一人一人が個性をお持ちで、

指導法も決して一つではない

ということです。

カスタマイズ、ということになりますね。

初心者の方も大勢指導してきましたが、

この「カスタマイズ要素」

が比較的少ないのが

初めてピアノに触れるという方なのです。

 

「ドの鍵盤はここです」

「手はこのような形で置きましょう」

「このような指の順番で弾きましょう」

 

これは初心者向け教則本

ガイドブックがあれば、

ある程度ご本人が一人で学べるからです。


いろいろな方を指導していて

感じていることがあります。

ピアノの練習が長続きされる方には

傾向があります。

 

それは

 ご自分のペースで、

あまり頑張りすぎずに進めること

 

 それぞれの生活の中で

練習の時間をとるということは

決してたやすいことではありません。

夜中に家族が寝静まってから

お一人の時間をピアノ練習にあてる方も

いらっしゃれば、

早朝にサクッと練習される方も

いらっしゃるでしょう。

ご自分なりのペースを作る

ということになるかと思います。

 

そして「あまり頑張りすぎずに」

というのが一番大切かと思います。

 

「今日中にここまではできるようにする!」

「もう何か月も練習しているのに

 全然上手くならない」

 

このように先を急いだり

完璧を求めたりすることが続くと、

ピアノ練習から気持ちが

離れていってしまいます。

自分を追い詰めてしまうと

本来「音を楽しむ=音楽」はずだったのに

「音が苦」になってしまいます。

 

「今日はここまでで良しとしよう、

  続きはまた明日!」

「この曲は相性がよくないかな、

   では次の曲にチャレンジしてみよう!」

 

こんな軽い気持ちで続けていければ、

少しずつ身についてきますから、

焦らずに進んでいきましょう。

 

ピアノは

シニアの方にもゆっくりと

おひとりでお楽しみいただける楽器です。

 

このサイトでは

さしあたってこのような流れを

予定しています。

 

  1. 指慣らし
  2. 第九で有名な「よろこびのうた」右手
  3. 第九で有名な「よろこびのうた」両手簡単バージョン
  4. 第九で有名な「よろこびのうた」両手チャレンジバージョン
  5. クリスマス・ソング「ひいらぎ飾ろう」
  6. クリスマス・ソングもろびとこぞりて
  7. コードに挑戦「聖者の行進」

 

ぜひご一緒に

ピアノを楽しんでいただきたいと思います。