おひとりさまピアノ塾 ~はじめてのピアノ

ピアノを始めてみませんか? ピアノはご自分のペースで進めていけば難しい楽器ではありません。

長続きのコツ ~超初心者が始めるピアノ

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大人になってからピアノを始める方は多く、

私もたくさんの初心者の方を

指導してきました。

ずっと楽しんで続けていけるよう

私が必ずお話することがあります。

 

長続きするコツは

マイペース

ゆるい気持ち

音を出すことを楽しむ

 

 

まずはピアノを始められる方のパターンから

見ていきましょう。

 

①社会人になって経済的にも精神的にも

 余裕が出て、仕事以外の

    時間を充実させたい

 そんな20代。

 

 始めてみたはよいけれど、

 思いがけない転職や結婚、出産

    などライフスタイルの変化で

 音楽を楽しむという気分ではなくなるし、

 練習時間の確保ができない。

 続かない・・。

 

②子どもが小学生くらいになって

 ピアノを習わせたり、

    音楽教室に通わせているが

 お母さん自身がピアノのことを

    わからないので慌てて通いだす。

    そんな30代女性。

 

 レッスンを始めると、

    一生懸命練習してきて、

 将来は子どもと一緒に

    ステージで演奏したい。

 そんな夢を語るけれど、

 子どもの練習に対して厳しく接したせいか

 子どもが音楽を好きでなくなる→やめる

 そしてお母さん自身もあっさりやめる。

 

③ずっと仕事を続けてきたが、

    そろそろ卒業が見えてきて、

 老後の楽しみの準備として始める

 そんな50代後半。

 

 将来の趣味として

    少し早めに始めるピアノ。

 まだまだ気持ちも若いし、気力も充実。

 仕事もしているけれど、

 若者とは違って

     自分の時間を取る方法を知っている。

 この方たちは長く続けられる方が

    多いです。

 

④もうすっかり、毎日が日曜日。

 いくつか趣味もあるけれど

 指先を動かすことが脳の活性化に良い

    =ボケ防止

 そんな60代後半以降のシニア。

 

 時間はたっぷり。

 しかし頭では理解できていることでも、

 その通りに指は動いてくれず、イライラ。

 それでも真面目に取り組むこと方が

    多いのがこの年代の特徴です。

 長続きしてる方も多いです。

 

 いろいろなタイプをご紹介しましたが、

①②については続かないことについて

ご本人以外の要因もあるのですが、

③④についてはすべてご本人の

気持ち次第というところでしょうか。

 

 

  どのような心がまえでいれば
  長続きするのでしょうか

 

 それは、

・先を急がないこと

・完璧主義にならないこと

・近くに目標予定を作って自分を追い込まないこと

 

この3つです。

 

課題にしている曲があったとして、

まずは右手を弾いてある程度、慣れたところで

左手を弾き、最後に両手で合わせてみる。

この過程をとばして初めから両手で弾こうとしても

かえって時間を費やすことになってしまいます。

ひとつひとつ、段階を追って進めましょう。

 

また、ある程度すらすらと演奏できるようになっても

1曲の間には少し音をミスしてしまったり、

もたついてしまうことはよくあることです。

そのときに「すべてパーフェクトに!」と

考えると、なかなかうまくいきません。

その気持ちが強くなればなるほど、

手に余分な力が入り、肩があがり、

上手く弾けていた部分まで崩れてしまいます。

「ここまで弾けたんだから、OK」

そんな気分で次に進みましょう。

そして、その曲の中で難しいと思われることや

テクニック的なことでも

次の曲、その次の曲といろいろ経験していく中で

身についてくることもあります。

「あら、いつのまにスムーズに動いてる」

そんなこともあります。

 

〇日までに完成させる・・。

これもお勧めできません。

思い通りに動かない指にイライラ、

それが出来ない自分にイライラ。

楽しむはずのピアノ演奏だったのに

自分にはそれが出来ないのか、

という失望に変わります。

 〇日までに出来たらラッキー!

これくらいのゆるい気持ちで練習しましょう。

どうしても 出来ない部分があって、

気持ちがささくれだしたら

お茶でも飲んで、ひと呼吸おきましょう。

または翌日ゆっくりした気分で再トライしましょう。

 

大人になってからピアノを始めた方を

100人以上指導してきましたが、

 

長続きするコツは

 

マイペース

ゆるい気持ち

音を出すことを楽しむ

 

ひとりの時間、音を出す喜びを楽しんでください。